デザインを学びにイタリアに行ったら、博物館で漆の作品に衝撃を受けたの。その後、イタリア人のお家に招いていただいて、ソファーに囲まれた大きなローテーブルのかっこよさに引かれてね。それは漆のテーブルだった。日本のものづくりの素晴らしさに驚きと喜びを感じたのよ。それで、自分もそれがしたいなぁって。自分の手で作れて、自分で説明ができて、自分で売れるものだから。
 実際に漆をやると決められたのは家族があたたかく見守ってくれるから。だからのびのびできるんだと思う。ほんとわたしの場合優先順位がはっきりしてて、漆をするために材料を買うためのお金を得るって感じ。

 じゃあなんで漆なの?って聞かれたら、やっぱり好きだから、なんだよね。透明感のある艶と、触れたとき気持が良いんだよね。